VSCode & GitHub 活用マニュアル

~将棋タイマーを制作した後に、開発環境と公開手順を学ぼう~


目次

  1. はじめに
  2. VSCode の準備
  3. GitHub リポジトリ作成
  4. Git を使ったコミットとプッシュ
  5. Git の初期設定と確認
  6. GitHub Pages で公開
  7. 授業での進行例

1章 はじめに

将棋タイマーを作成した後に、自分の作品を GitHub で管理し、Web 上に公開する手順を学びます。

2章 VSCode の準備

3章 GitHub リポジトリ作成

  1. GitHub にログインして新しいリポジトリを作成
  2. README.md を作成して初回コミット
  3. Public リポジトリがおすすめ(授業共有しやすい)

4章 Git を使ったコミットとプッシュ

ターミナルで以下を実行します:

git init
git add .
git commit -m "初回コミット"
git branch -M main
git remote add origin <リポジトリURL>
git push -u origin main

変更を加えたら、add → commit → push の順で更新します。

各コマンドの簡単解説(クリックで開く)
git init
現在のフォルダを「Git管理フォルダ」に変えます。 (=ここから変更履歴を記録できるようになる)
git add .
フォルダ内のすべての変更を「次のコミットに追加」します。 (※ピリオド「.」は「全部」という意味)
git commit -m "初回コミット"
変更内容を保存します(スナップショットを取るようなイメージ)。 「" "」の中はメッセージで、どんな変更かを簡単に書きます。
git branch -M main
メインのブランチ(作業の軸)を「main」に変更します。 (※デフォルトが「master」になっていることがあるため、このコマンドで統一します)
git remote add origin <リポジトリURL>
自分のPCのフォルダと、GitHub上のリポジトリをつなげます。 (※「origin」は接続の名前)
git push -u origin main
ローカルで保存した内容をGitHubにアップロードします。 (これでWeb上にコードが反映されます)
補足:
この6行を順に実行すれば、「最初のアップロード(初回プッシュ)」が完了します。
次回以降は変更後に以下の3行だけでOKです。
git add .
git commit -m "変更内容"
git push

4.5章 Git の初期設定と確認

1. ユーザー情報を登録

初回のみ、以下を入力して自分の名前とメールアドレスを設定します。

git config --global user.name "自分の名前"
git config --global user.email "自分のメールアドレス"

例:

git config --global user.name "Taro Hamada"
git config --global user.email "taro@example.com"

※グローバル設定はパソコン全体に適用されます。共有PCでは --global を省略して「このプロジェクトだけ」に設定してもOKです。

2. 設定内容を確認

現在の設定を確認するには以下のコマンドを使います。

ユーザー名だけ確認したい場合:

git config user.name

メールアドレスだけ確認したい場合:

git config user.email

3. よくあるトラブル

5章 GitHub Pages で公開

  1. GitHub リポジトリの「Settings → Pages」にアクセス
  2. Main branch / root を選択して保存
  3. 数分後、公開 URL が発行される 例: https://username.github.io/shogi-timer/
  4. リンクをクリックして、ブラウザで確認

6章 授業での進行例

時間内容
0:00-0:20VSCode と GitHub の概要、アカウント作成
0:20-0:50HTML/CSS/JS ファイル作成、Live Serverを起動して確認
0:50-1:20Git 初期化、リモートリポジトリ設定、初回コミット & プッシュ
1:20-1:40GitHub Pages 公開、URL 確認
1:40-2:00変更作業 → コミット → プッシュ → 公開反映の体験

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